ジェンダーレス子供服、メンタルヘルス専門のSNS/斬新な新規事業のアイデアは、海外にあり?
事業承継後のスタートアップ(新規事業立ち上げ)が注目されている。アイデアが最も重要だが、なかなか思いつかない。世界各国では、どのような新規事業が成功をおさめているのか。日本にはない斬新なアイデアで成功した6社を紹介する。 【動画】なぜ事業承継が大切なのか専門家に聞いた。
◆DarkStore(ダークストア)小規模事業者と配達会社のマッチングで即日配達を実現
アメリカ・サンフランシスコで事業を行っている「DarkStore」は、小規模事業者に空き倉庫や配送会社とのマッチングサービスを提供している会社です。 小規模事業者がオンライン販売に参入するためには、在庫を管理する倉庫や物流システムが十分ではないという課題がありました。 そこで、ショッピングモールや倉庫事業者が持っている余剰スペースの情報を管理し、小規模事業者がオンデマンドで利用できるサービスを始めました。 IKEAやAmazon などの配送も行う大手の配送会社と連携し、即日配送を実現しています。
◆Riley Studio(ライリースタジオ)ジェンダーニュートラルな服作りで廃棄物削減
イギリスのファッションブランド「Riley Studio」は、性別を問わずに着こなせるジェンダーニュートラルな服を製造・販売しています。 幼児期から性的思考を押し付けないという考えに基づき、子ども服ブランドも新たに開設。 また、「不用品からのものづくり」を掲げ、食品容器や漁業用の網からリサイクルした素材を使用して服を作っています。 性別を超えて楽しめる商品を販売し、さらに廃棄物削減にも貢献しているブランドとして注目を集めています。
◆Senior Planet(シニアプラネット)シニア専門のコワーキング施設を開業
アメリカの非営利団体が設立した「Senior Planet」は、シニア向けのコワーキングスペースで、アメリカ国内の150 か所以上で運営されています。 友達作りやスモールビジネスで収入を得ることを目的とした 60 歳以上の高齢者が、それらの施設で最新のデジタルツールについての講座や健康維持のためのセミナーなどに参加しています。 非営利団体なので、月謝制度などは導入していませんが、団体への寄付を入会条件とし、主にそれらの寄付金や公的な支援金などが収入源となっています。