陸奥湾ホタテ水揚げ 平成以降最少に 3万トンほどにとどまる 平年の半分以下 去年夏の記録的高水温が影響
RAB青森放送
陸奥湾ホタテの今年度の水揚げ量は3万トンほどにとどまる見通しであることがわかりました。少なくとも平成以降で最も少ない水揚げ量ということです。 これは県漁連が県の輸出戦略を話し合う会議で明らかにしました。 ★県漁連 熊木正徳 専務 「例年7万5,000トンぐらいあるホタテの生産量が昨年は5万トンことしは実績で3万トンいくかどうかぐらいまで落ちています」 県漁連によりますと今年度のホタテの水揚げ量はいつもの年の半分以下のおよそ3万トンまで落ち込む見通しです。これは昨年度の5万2,000トンをさらに下回り記録的な高水温の影響で水揚げ量が激減した2011年度の3万4,000トンも下回っています。陸奥湾ホタテが初めて100億円産業となった1983年度以降でも最も少ない量だということです。 近年の稚貝不足に加え去年夏の記録的な高水温による大量へい死が大きく影響したということです。 一方販売額はおよそ83億円となる見通しで品薄感による高値傾向が影響し2011年度の64億円までは落ち込みませんでした。100億円を下回ればコロナ禍の影響で84億円あまりにとどまった2020年度以来です。