【バレー】ソウル五輪代表の井上謙氏がデフバレー男子代表スーパーバイザーに就任
日本デフバレーボール協会は3日、元日本代表の井上謙(いのうえ ゆずる)氏がデフバレー男子代表チームのスーパーバイザーに就任したことを発表した。 井上氏は1963年2月15日、広島県生まれ。岡谷工業高、順天堂大を経て、1985年、日本鋼管(後のNKK、現JFE)に入社。同年日本代表入りし、サウスポーのミドルブロッカーとして1985年ワールドカップなどで活躍。現日本バレーボール協会会長の川合俊一氏や当時のエース・熊田康則氏らとともに男子バレー界を牽引した。1988年にはソウル五輪に出場。 1996年、日立国分トルメンタへコーチ兼任で移籍。1998年に現役を引退したが、2002年まで同チームの監督を続けた。 ここ数年は女子バレーの指導にも携わり、ルートインホテルズブリリアントアリーズ(現・信州ブリリアントアリーズ)や母校の順天堂大女子バレーボール部でも監督を務めた。 井上謙氏のコメントは、以下の通り。 デフリンピックでのバレーボールの活躍の⼀助となればと思い、今回スーパーバイザーとして⽀援をさせていただくこととなりました。 バレーボールだけでなく全てのデフスポーツが多くの皆さまから注⽬を浴びる存在となるように、最⼤の⽀援をして参ります。 よろしくお願いいたします。 【デフバレーとは】 デフ(聴覚障害者)によるバレーボールのこと。チームメイトの声、審判の笛の音、ボールをはじく音などが聞こえない(聞こえにくい)選手がプレーをする。一般社団法人日本デフバレーボール協会が主催するものとして、デフカップやマスターズカップがある。また、最高峰の国際大会としては4年に一度行われるデフリンピックがあるほか、世界選手権なども行われている。 (日本デフバレーボール協会公式サイトより)