藤井聡太八冠の目の前で高橋佑二郎四段が「真夏の果実」熱唱 会場大爆笑
日本将棋連盟の第75回通常棋士総会が7日、東京・新宿区で開催され、東西の理事や棋士らが出席。藤井聡太八冠=竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖=も初めて棋士総会に出席した。 【写真】熱唱する新四段に笑いをこらえる藤井聡太八冠 冒頭、恒例の新正会員あいさつが行われ、高橋佑二郎四段がサザンオールスターズの「真夏の果実」を大熱唱。最前列に座った藤井は笑いをこらえるように下を向き、会場は爆笑の渦に包まれた。 新四段は4人。先の3人がまじめにあいさつした後、高橋に順番が回ってきた。高橋はまず、まじめな顔で師匠の加瀬純一七段へ「この場をお借りしまして、改めて感謝を申し上げます」と感謝。 師匠はカラオケを得意としていることを引き合いに出し、「カラオケは自分はまだまだ腕はないのですが、日々たくさんの先生方に教わって腕を上げております!せっかくなので今日、少しだけ歌わせてください」と申し出ると、会場の棋士たちからは「おおー!!!」とどよめきと拍手がおこった。 「サザンオールスターズさんから、『真夏の果実』」と曲振りもしっかりし、アカペラで「♪四六時中も好きと言って~」と歌唱スタート。途中には自ら手拍子も求め、サビを歌いきると、最後は「アンコール!」の声に応え、続けてもう一節熱唱した。 これには羽生善治会長や藤井、会場にいる棋士、女流棋士皆が笑顔に。期待の大型ルーキーが誕生した。(瀬戸 花音) 新正会員のあいさつは以下の通り。 ◆宮嶋健太四段「皆さまこんにちは。岐阜県岐阜市出身、24歳、大野八一雄門下の宮嶋健太と申します。私は10月1日付けの昇段ということでデビューまでの間に初仕事でABEMAさんのほうで食レポをさせていただいたり、メディアに出演させていただく機会があり、自分が思っていたのとは違う形でプロ棋士となったことを実感しました。将棋界は雀士もいますし、関東も関西もお笑い芸人が誕生したということで、多方面で活躍できる棋士を目指していければと思います。これからよろしくお願いします」 ◆上野裕寿四段「こんにちは。井上慶太九段門下の上野裕寿です。私の出身は兵庫県の加古川でして、加古川市は棋士の街としても有名でして、非常に将棋が盛んな街で生まれ育ちました。(地元からは)今回私で7人目のプロ棋士誕生となったのですが、これだけ多いと名前を忘れられないように頑張っていきたいと思います。今後は普及の面でも努力して参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」 ◆山川泰熙四段「皆さまこんにちは。山川泰熙と申します。広瀬章人九段門下で、25歳です。宮城県出身です。宮城出身といっても、実は4年ぐらいしか住んでなくて、東京に住んでいる時間が長いので、なんちゃって宮城県民みたいな感じなのですが…宮城で将棋を覚えて恩がありますので、東北の方で普及にも力をいれていければなとも思っております。皆さまどうぞよろしくお願いいたします」 ◆高橋佑二郎四段「皆さまこんにちは。加瀬純一七段門下の高橋佑二郎です。4月1日付けでデビューになりました。まずですね、この場をお借りしまして師匠の加瀬純一七段には入門してから13年、あたたかく見守っていただきまして、そのおかげで今があると思っております。この場をお借りしましてあらためて感謝申し上げます。師匠の十八番でありますカラオケのほうは自分はまだまだ見習い、腕はないのですがたくさんの先生方に教わって、腕を上げております。なのでせっかくなので今日、少し歌わせて下さい。サザンオールスターズさんから、『真夏の果実』。♪四六時中も好きと言って~(歌唱)」
報知新聞社