科学技術大国「中国」が上位独占、インドも急伸…Natureの研究ランキング。日本の存在感は?
低下する欧米の優位性。日本の存在感は…?
世界に対して、日本はどうか。 国内に目を向けると、総合ランキングでトップになったのは2023年から1つ順位を上げた東京大学の19位。次いで、4つ順位を下げた京都大学の47位。大阪大学の69位(前年は78位)と続いた。なお、国際卓越研究大学として認定が決まった東北大学は、前年から5つ順位を下げた104位(国内では4位)だった。 また、北海道大学が世界総合ランキングで119位(前年141位)、名古屋大学が128位(同154位)、物質・材料研究機構が191位(前年212位)と、大きく順位を伸ばした。なお、2019年に質の高い論文の割合が高い研究機関ランキングで東大を上回る日本トップの9位に選出されたことで知られる沖縄科学技術大学院大学(通称:OIST)は、発表している論文数が少ないこともあり、このランキングでは世界で500位圏外。国内でも16位にとどまっている。
三ツ村 崇志