「大相撲玄海場所」12月5日開幕 横綱の照ノ富士や大関の琴桜ら人気力士らが佐賀県玄海町に 公開稽古や握手会も
5日に開かれる日本相撲協会の冬巡業「大相撲玄海場所」を前に、会場の玄海町社会体育館で4日、設営作業が行われた。巡業を支える職人の呼び出しが土俵作りに励み、横綱の照ノ富士や九州場所で初優勝した大関の琴桜ら人気力士を迎える準備を整えた。 設営作業は午前9時ごろから始まった。体育館の中央に設けられる土俵には、本場所と同じ土を約8トン使用。勝負俵と徳俵を溝に埋め込み、土をたたき固めたり、表面をならしたりする作業を入念に行い、約6時間かけて作り上げた。 佐賀市の古川茂知さん(66)は下見に訪れ、「盛り上がった九州場所の後に佐賀県で巡業があるのがうれしい。特に照ノ富士の横綱土俵入りが楽しみ」と笑みを浮かべた。 佐賀新聞創刊140周年記念と玄海町文化講演会事業として、玄海町と佐賀新聞社でつくる実行委員会が主催。当日は午前9時開場で、公開稽古や握手会、幕内力士の取組などがある。タマリA席(1万2千円)と2階自由席(4千円)は当日券の販売がある。(松岡蒼大)
松岡蒼大