「65歳以上の介護保険料」は増加傾向…保険料が高い&低い自治体「ランキング」
65歳以上の介護保険料は増加傾向にある
65歳以上の第1号被保険者が納入する介護保険料は、介護保険制度が開始された2000年度から増加傾向にあり、第八期(2021~2023年度)では約2.1倍になっています。 各事業運営期間ごとの平均保険料の推移は以下の通りです。 事業運営期間ごとの平均保険料の推移 ・第一期(2000~2002年度):2911円 ・第二期(2003~2005年度):3293円 ・第三期(2006~2008年度):4090円 ・第四期(2009~2011年度):4160円 ・第五期(2012~2014年度):4972円 ・第六期(2015~2017年度):5514円 ・第七期(2018~2020年度):5869円 ・第八期(2021~2023年度):6014円 そして、5月14日の厚生労働省の発表により、介護保険料の見直しの結果、第九期(2024~26年度)の基準額が全国平均で月額6225円になると見込まれます。第八期(2021~23年度)から3.5%の増額です。 なお、介護保険料は、保険者によってそれぞれ異なります。 次章で、介護保険料が高い自治体と低い自治体を確認していきましょう。
介護保険料が高い自治体&低い自治体10位
第九期(2024~2026年度)で最も高額な自治体である大阪府と、最も低額な東京都小笠原村とでは、5875円もの差が生じています。 保険料が高い自治体の上位10位と低い自治体の10位は以下の通りです。 ●【介護保険料が高い自治体】 1位:大阪府 大阪市 9249円 2位:大阪府 守口市 8970円 3位:大阪府 門真市 8749円 4位:岩手県 西和賀町 8100円 5位:青森県 七戸町 7900円 5位:東京都 檜原村 7900円 5位:大阪府 松原市 7900円 8位:青森県 東北町 7880円 9位:青森県 東通村 7800円 9位:秋田県 藤里町 7800円 9位:千葉県 鋸南町 7800円 9位:東京都 青ヶ島村 7800円 9位:奈良県 天川村 7800円 9位:和歌山県 御坊市 7800円 9位:高知県 芸西村 7800円 ●【介護保険料が低い自治体】 1位:東京都 小笠原村 3374円 2位:北海道 音威子府村 3600円 2位:群馬県 草津町 3600円 4位:宮城県 大河原町 4000円 5位:北海道 根室市 4300円 5位:北海道 深川市 4300円 5位:北海道 登別市 4300円 5位:埼玉県 鳩山町 4300円 5位:千葉県 栄町 4300円 10位:北海道 広尾町 4400円 自治体によって、高齢者の人口や状況、サービスの費用などが異なるため、介護保険料にも差が生じています。