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（ブルームバーグ）： 中国最大の半導体メーカー、中芯国際集成電路製造（ＳＭＩＣ）を中心に７日の香港市場で半導体株が上昇。中国政府が半導体業界に対し新たな政策や財政支援を表明するとの見方が広がった。

中国人民解放軍を支援している疑いで米政府の制裁リストに掲載されているＳＭＩＣの株価は一時28％上昇し、４年ぶりの高値を付けた。３日終値からの上昇率は65％に達し、時価総額は約107億ドル（約１兆5900億円）増えた。

同業の華虹半導体と上海復旦微電子もこの間に時価総額が計20億ドル余り膨らんだ。

半導体株の上昇は、中国の政策支援表明が同国経済に対する信頼回復を後押しした９月下旬以降の全般的な市況の持ち直しを反映。

不動産・金融セクターの活性化を目指す中国が、半導体業界にも支援の手を差し伸べると期待している投資家は多い。人工知能（ＡＩ）から電気自動車（ＥＶ）までさまざまなテクノロジーを支える半導体は、長期にわたり米中間で繰り広げられている主導権争いの中心だ。

中国指導部が成長鈍化を反転させる意欲を示唆したことを踏まえ、投資家は新たな政策措置がないか注視。中国は１週間の大型連休が始まる前、金利引き下げや最大3400億ドルの株式市場支援策など景気刺激策を相次いで打ち出した。中国国家発展改革委員会（発改委）は成長促進に向けた政策パッケージについて国民に説明する記者会見を８日に開く。

中国発改委、８日に記者会見－投資家は追加の景気刺激策を期待

中国本土の株式市場は７日まで休場で、８日に取引が再開される。ＳＭＩＣの担当者に対し通常の営業時間外にコメントを求めたが、返答はなかった。

原題：Chinese Chip Stocks Gain $13 Billion on Talk of Beijing Stimulus（抜粋）

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