大雨で断水…全世帯への水供給再開 秋田・五城目町
日テレNEWS
記録的大雨の影響で断水が続いていた秋田県五城目町で23日から全世帯への水の供給が再開されました。 五城目町では15日に内川川と馬場目川が氾濫。馬場目川に近い浄水場が浸水し、町全体の9割の世帯約3500戸で断水が続いていました。 この1週間、浄水場では土砂の撤去から始まり、ポンプなどの設備や電気系統の復旧などが進められてきました。そして、ようやく23日から町内全域に水の供給を再開しました。再開後も町の職員が水量の調整を続けていました。 約1週間ぶりの供給再開に住民からは安堵(あんど)の声が聞かれました。 住民「(Q.出ましたね)はい、ようやく。(Q.何に使いました?)洗濯ですね。トイレも(水を)入れなくてすむので、行きやすくなりました」 再開直後は水が濁る場合があるとして、五城目町ではしばらくの間、飲み水としては使わず、トイレや風呂での利用を呼びかけています。 1メートル以上の高さまで浸水したという家でも、ようやく流れる水で掃除をしていました。これまでは何度も給水所を往復し、タンクに入れた水で生活してきたということです。 住民「掃除に使える水が全然なかったので、こまごましたものとか、きょうやっと掃除できるようになって、そこはすごく助かります」 浸水被害から1週間あまり。少しずつ復旧に向けた動きが進められています。