町田が福岡の主力MF獲得、清水はブラジル人MFを補強 20日発表のJ移籍動向
元日本代表の稲本潤一氏が古巣・川崎で育成部コーチに就任
Jリーグでは12月20日、複数のクラブで来季に向けた移籍等の動きがあった。名古屋グランパスは元日本代表FWの玉田圭司氏がトップコーチに就任すると発表。川崎フロンターレでは元日本代表MFの稲本潤一氏が育成部コーチに就任する。また、FC町田ゼルビアはアビスパ福岡からMF前寛之の加入を発表した。 【一覧リスト】福岡の主力が町田へ…Jリーグ各クラブの移籍動向一覧 現在44歳の玉田氏は1999年に柏レイソルへ入団。2004年に日本代表へ初招集されると、名古屋グランパスへ移籍した06年にはドイツW杯に出場し、第3戦のブラジル戦でゴールを決めた。2010年南アフリカ大会にも出場し、2021年に現役を引退。Jリーグ通算511試合131得点、国際Aマッチ通算72試合16得点の実績を残し、2023年4月には昌平高校(埼玉)のサッカー部コーチに就任。翌年から監督を務めていた。 稲本氏はガンバ大阪でプロデビューを果たし、アーセナルやガラタサライなどでもプレー。2010年には川崎でもプレーしており、今季は南葛SCで選手兼任コーチを務め「こうしてまたクラブに貢献できる機会をいただけたことを大変うれしく思います」とコメントした。また狩野健太コーチも育成部コーチに就任する。 町田に加入する前はJ1通算147試合4得点、J2通算130試合8得点の実績を持つベテランMF。コンサドーレ札幌の下部組織出身で、タイのコンケーンでのプレー経験も持つ29歳は「躍進するクラブのこれからの未来の為に、今を必死に過ごしたいと思います」とクラブを通じて意気込みを語った。J1に昇格する清水はセレッソ大阪からカピシャーバを獲得。今季リーグ戦27試合1得点。J1通算で54試合2得点の実績を持つ27歳の左利きMFだ。このほかにも複数のクラブで移籍や契約更新などの発表が行われた。
FOOTBALL ZONE編集部