パリ五輪予選まで1か月! U-23日本代表が国内2連戦で最終調整!!
『パリ五輪』のキップをかけた戦いがいよいよ1か月後に迫った。4月16日(火)に初戦を迎える『AFC U23アジアカップ カタール2024』を前に、U-23日本代表が3月22日(金)・京都にてU-23マリ代表、25日(月)・北九州にてU-23ウクライナ代表と『国際親善試合』2連戦を行う。3月15日、U-23日本代表メンバー発表記者会見で大岩剛監督は次のように抱負を語った。 【PHOTO】山本昌邦ナショナルチームダイレクター 「最終予選に向けて我々最後の活動になる。マリ戦、ウクライナ戦をしっかり目的を持って、最終予選の準備にしたい。最終予選を想定した中で、選手に求めるもの、我々がやるべきことを整理して、この2試合に臨みたい」 今回選出しなかった海外組は最終予選を兼ねる『U23アジア杯』への招集は難しいのか問われると、大岩監督はこのように返答した。 「4月はシーズン終盤の大事な時期、デリケートな時期なので、最終予選で呼べる呼べないと言えない状況にある。IW(インターナショナルウィーク)ではないので、あくまでお願いベース。我々も丁寧にオファーを出しているのが現状。今回参加してくれる海外組は最終予選に出る確率は高いと思っていただいていいと思うが、デリケートな問題。今後も丁寧にクラブへ話していきたいと思う」 2年ぶりの招集となった荒木遼太郎の評価を求められると。 「久しぶりに我々のグループに参加してもらえるということで、彼の今のパフォーマンス、FC東京で出しているパフォーマンスをそのまま出してくれれば我々の力になる。彼が今出しているパフォーマンスに期待して今回招集した」 1月の『アジア杯』へ出場し、今回A代表ではなく、五輪代表で活動する活動する細谷真大については? 「当然素晴らしい経験を彼自身はしたと思うので、その経験を発言や姿勢で我々のグループの選手たちにしっかり見せてほしいと思う。それだけが目的ではないので、彼のCFとしてのチームの役割を発揮してくれた上で、発言、姿勢で示してくれればと思っている」 指揮官のU-23マリ代表、U-23ウクライナ代表の評価はこうである。 「マリもウクライナも本大会出場を決めているし、欧州予選、アフリカ予選も視察をしたが、この年代でも個々のレベルが非常に高い。欧州の主要リーグで戦っている選手もいるので、非常に手強い。特にウクライナは手強いイメージがある。最終予選を前に、やるべきことを修正していくことが最終予選につながると思っている」 さらに大岩監督は2試合のメンバー起用についても言及した。 「26名で戦うので全員にプレーする機会を与えたい。時間が長い短いはあるが、それぞれの役割を認識した上でプレーしてほしいと思う」 またメンバー発表記者会見に同席した山本昌邦ナショナルチームダイレクターは最終予選への危機感を強調した。 「招集が非常にハードルが上がっていて、監督が求める全員が呼べるわけではない。予選が4月になったことで本当に厳しい交渉になっているし、カタールの暑熱対策もある。『W杯』の出場枠が増えて、トップ4以外の国の強化、あらゆる世代の強化をしている流れがある。『W杯』の8.5枠と『五輪』の3.5枠は全体の底上げがあり、本当に厳しい戦いが待っていると覚悟している」 U-23日本代表の26名のメンバーは以下の通り。 【GK】23小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル) 1藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉) 12野澤大志ブランドン(FC東京) 【DF】22内野貴史(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ) 17大畑歩夢(浦和レッズ) 3西尾隆矢(セレッソ大阪) 21バングーナガンデ佳史扶(FC東京) 5馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌) 2半田陸(ガンバ大阪) 4関根大輝(柏レイソル) 25鈴木海音(ジュビロ磐田) 26高井幸大(川崎フロンターレ) 【MF】20平河悠(FC町田ゼルビア) 19山田楓喜(東京ヴェルディ) 10佐藤恵允(ヴェルダー・ブレーメン/ドイツ) 6川﨑颯太(京都サンガF.C.) 7山本理仁(シントトロイデンVV/ベルギー) 8藤田譲瑠(シントトロイデンVV/ベルギー) 24小見洋太(アルビレックス新潟) 15田中聡(湘南ベルマーレ) 16松木玖生(FC東京) 【FW】9藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 11細谷真大(柏レイソル) 18染野唯月( 東京ヴェルディ) 14植中朝日(横浜F・マリノス) 13荒木遼太郎(FC東京) U-23日本代表は『国際親善試合』で3月22日(金)・サンガスタジアム by KYOCERAにてU-23マリ代表、25日(月)・北九州スタジアムにてU-23ウクライナ代表と対戦。マリ戦の模様は日本テレビ系、ウクライナ戦はTBS系列にて全国生中継。2試合ともチケット発売中。