「最も危険な打者」4戦2発&7打点の大谷翔平に敵地元紙もお手上げ「オオタニの偉大さはまだ評価しきれてない」
ドジャースの大谷翔平が、ギアが上がってきた。 現地時間6月20日(日本時間21日)に敵地で行われたロッキーズ戦に「1番・指名打者」で先発出場した大谷は、初回に迎えた第1打席に移籍後初の先頭打者弾となる21号をマーク。チームの5-3での勝利に貢献した。 【動画】センターへ見事な放物線を描く!大谷翔平が21号本塁打を放つシーン 高地にあることから打球が飛ぶため、「打者天国」と呼ばれるロッキーズの本拠地で大谷は快音を響かせた。 相手先発の左腕タイ・ブラックと対峙した背番号17は、カウント2-1から投じられた真ん中に抜けた甘いシンカーを見逃さず、豪快に強振。「甘い球をセンターに打つ」という本人の意識が現れたような打球はセンター方向に高々と舞い上がり、中堅のフェンスを越えた。 まさにお手上げの状態である。6月に入ってから復調傾向にある大谷だが、とりわけこの4連戦における打棒は凄まじいものがあった。 数字だけを見ても絶好調と言える彼の状態が伺える。打率.381、2本塁打、7打点、6得点、長打率.810、出塁率.458、OPS1.268と軒並みハイアベレージを叩き出しており、大谷がドジャースの貴重な得点源であると改めて明確となった。 その傑出したパフォーマンスには、ロッキーズの地元紙『Denver Gazette』も惜しみない賛辞を贈る。「このスポーツ界で最も危険な打者の一人であるショウヘイ・オオタニがロッキーズを敗北に追い込んだ」と記した彼らは、「彼は別次元の選手だ。驚異的だよ。スピード、パワー、打力……本当に目を見張るものがある」と語ったバド・ブラック監督のコメントを紹介した上で、こうリポートしている。 「オオタニはあらゆる都市で大勢の観客を魅了している。彼の母国である日本では何百万人ものファンから崇拝されている。そしてそれはここでも同様だった。オオタニという世代を代表する天才の偉大さは、まだ評価しきれていない」 敵地のファンやメディアを愕然とした大谷。その存在感は日増しに強まっている。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]