秋田県内で高額な詐欺被害が相次いでいる。由利本荘市の80代男性は融資を持ちかけられ現金305万円を、にかほ市の50代男性はロマンス詐欺の被害に遭い、暗号資産197万円分をそれぞれだまし取られた。 9月中旬、由利本荘市に住む自営業の80代男性の元に、経営力を強化する資金を特別に融資するとうたう文書がファックスで届いた。 男性が500万円の融資を申し込むと、相手から「契約事務手数料」などを支払うよう指示され、男性は指定された口座に現金を振り込んだ。 すると「金額が間違っていたのでもう一度振り込んでください」と指示され、その後男性は指定された口座に7回にわたり現金を振り込み、計約305万円をだまし取られた。 一方、にかほ市の50代男性は6月下旬、X（旧ツイッター）を通じて知り合った女性とLINEでやり取りする中で、相手に親近感を抱くようになった。 その後、男性は「暗号資産で稼げる」「海外に資産を移すと利益が出やすい」などと女性から持ちかけられ、投資や引き出し手数料の名目で7回にわたり暗号資産を送金し、197万円分をだまし取られた。