お通夜に喪服はNG?【お葬式マナー】「通夜」「葬儀」「告別式」の違いとは
誰かが亡くなったときに催す、通夜、葬儀、告別式。大切な人やお世話になった人などの突然の訃報を受けた場合に、どれに参列をしたら良いのか迷った経験があるかたもいらっしゃるかと思います。それぞれがどのような目的で執り行われているのか、今回は、今さら聞けない「通夜」「葬儀」「告別式」基本マナーについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい能美黎子さんが紹介します。 【画像】今さら聞けない!「通夜」「葬儀」「告別式」の違いまとめはコチラ
今さら聞けない「通夜」「葬儀」「告別式」基本マナー
【元社長秘書のマナー講座】vol. 23 お通夜、葬儀、告別式と別々に行われるお葬式。突然の訃報を受けた場合に、「どれに行けばいいかわからない」と困ってしまうかたも多いのではないでしょうか。それぞれがどのような目的で執り行われているのか、今さら聞けないというお悩みをかかえているかたもいるかと思います。そこで今回は、それぞれの儀式の意味や違い、どのお葬式に参列をすればいいのか、参列する際の基本的な服装について解説します。
今さら聞けない「通夜」「葬儀」「告別式」の違いって何?
最近では、お通夜と葬儀式、告別式の違いが曖昧になってきています。しかし本来はそれぞれに意味があり、参列すべき人にも違いがありました。それぞれの意味を確認しておきましょう。 1. 通夜式(お通夜) ご遺族をはじめとする身近な関係のかたたちが集まり、死者を葬る前に遺体のそばで時間を過ごしたり供養したりし、故人を偲ぶ儀式のことを指します。基本的に、葬儀式・告別式の前日の晩に執り行います。 2. 葬儀式(葬儀) 家族や親族といったご遺族が、故人の冥福を祈り、死者を葬るための儀式です。宗教や宗派によって葬儀の形式は異なりますが、仏教であれば僧侶による読経や焼香、神道であれば神官による祭詞や祈祷、キリスト教であれば聖書の朗読やお祈りをします。一般的には通夜の翌日の昼間に行われ、その後出棺し荼毘に付されます。 3. 告別式 故人へ最後のお別れを告げるとともに、ご遺族から会葬者・参列者に挨拶をする式典です。焼香、祈祷、献花などが告別式にあたります。葬儀の直後に続けて行われることが一般的となってきており、葬儀の中に告別式という意味合いも含めて使われることが多くなってきています。