マカロニえんぴつ、バンド史上初のハリウッド映画日本版主題歌を書き下ろし
『ミニオンズ』『怪盗グルー』『SING/シング』『ペット』シリーズを生み出し、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を手がけたアニメーション・スタジオ、イルミネーションの新作映画『FLY!/フライ!』(3月15日公開)の日本版主題歌をマカロニえんぴつが担当することが決定。ハリウッド映画の日本版主題歌を書き下ろすのはバンド史上初。書き下ろし主題歌「月へ行こう」が使用された特別映像と、マカロニえんぴつからのコメントが到着した。 【動画】マカロニえんぴつによる主題歌を使用した特別映像 本作は、イルミネーションで7年ぶりとなる完全オリジナルストーリーの新作。渡り鳥なのに一度も移動をしたことがないカモの一家の初めての大移動を描く。没入感たっぷりの圧倒的な映像美、そしてワクワクドキドキの旅の中で育まれる家族の絆とそれぞれの成長。魅力あふれる個性的な一家の大冒険を、笑いと感動で包み込む心温まる物語。 マカロニえんぴつは、2012年にはっとり(ボーカル&ギター)を中心に結成され、メンバー全員が音大出身の次世代ロックバンド。はっとりのエモーショナルな歌声と、キーボードの多彩な音色を組み合わせた壮大なバンドサウンドを武器に、圧倒的なステージングで飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続け、今や2020年代の日本のロック・シーンを代表するロックバンドの一つとなった。 そんなマカロニえんぴつが『FLY!/フライ!』の日本版主題歌として書き下ろした楽曲「月へ行こう」は、はっとりの鮮烈で飛び抜けた歌唱力と、それに寄り添うコーラスやギター、キーボードの色とりどりのサウンドで彩られた、爽やかながらも力強さを感じさせる心地良いロックナンバー。タイトで音数を抑えた繊細なオープニングから情感豊かなサビに向けた洗練のサウンドは、これから始まるカモ一家の初めての大冒険を予感させ、新たな一歩を踏み出す確かな力を与えてくれる等身大の応援ソングとなっている。 はっとりは、オファーを受けた時の心境について、「大ヒットばかりでファンの多いイルミネーション作品なので、お話をいただけた時はうれしかったです。受けない理由がありませんでした」と前のめりでオファーを受けたことを明かしている。楽曲については、「カモたちが飛んでいるシーンのように、サビで視界がパッと開けるような感じを表現したいなと思い、コードやメロディー、音色もこだわりました」とカモ一家の初めての旅路を彩るサウンドを表現したことを語る。 さらに「この映画もそうなのですが、周りの人が引っ張ってくれているから自分の視界が広がったり、誰かといるから自分が好きになるとか、そうして人生は潤ってくると思うんです。そういうことを聴いてくれた人が思い浮かべてくれたらいいなと思います」と続け、楽曲に込めたメッセージを明かしている。 ■マカロニえんぴつのコメント(全文) はっとり:大ヒット作ばかりでファンも多いイルミネーションなので、お話をいただいた時はうれしかったです。曲作りに関しては、カモたちが飛んでいるシーンのように、サビで視界がパッと開けるような感じを表現したいなと思い、コードやメロディー、音色もこだわりました。この映画でも描かれていますが、周りの人が引っ張ってくれているから自分の視界が広がったり、誰かといるから自分が好きになるとか、そうやって人生は潤ってくると思うんです。そういうことを聴いてくれた人が思い浮かべてくれたらいいなと思っています。 長谷川:キーボードに関しては、カモの家族の温かさや、絆の強さをより押し出せるようにしました。鍵盤は普段レコーディングの卓につないで音を録るのですが、今回はアンプを通して録ったり、部屋なりの音を録るために、部屋の真ん中にマイクを置くなど工夫しました。 田辺:映画館は迫力ある音が出せるので、ギターもそこを意識しました。いろいろとアンプを鳴らしてみたり、マイキングにこだわるなどして、映画の迫力に負けないような楽曲にしたいと思いました。 高野:曲の中でテンポが変わるのですが、それでも全体の流れは崩さず、一つの曲の中で抑揚をつけることにこだわりました。曲の最後は踊り出したくなるようなアレンジもしています。 ■新しい一歩を踏み出そうとしている人へのメッセージ 新しい一歩を踏み出す時は、やはり自分から動かないと始まらないこともたくさんあります。僕らも曲作りは毎回ゼロイチなので、前の作品よりセールスが落ちたらどうしようと思いながらも、作り続けないと活動していないのと同じなので、いつもプレッシャーと戦っています。でも、楽しくないと曲にも表れてしまうので、楽しみながらその時出来たものが全てだろうという気持ちでやっています。なので、とりあえずやってみる気持ちで挑戦してみることが大事だと思います。