「小久保監督のおかげ」ソフトバンク正木智也が逆転呼ぶ7号ソロ 指揮官に授けられた〝魔法の言葉〟
◆ソフトバンク8―6オリックス(1日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクの正木智也外野手(24)が、キャリアハイを更新する7号ソロを放った。 ■危ない!柳町が絞められる!?【写真】 5点を追う4回先頭で田嶋大樹のスライダーを左翼席へ。5回の逆転を呼び込む一発となった。試合後、正木は「小久保監督のおかげ」と語り始めた。 「監督が呼んでるぞ」。本拠地であった9月22日の楽天戦。試合前の練習中、走塁練習をしようとした時に村松有人打撃コーチに呼ばれ、二塁定位置の少し後ろで打撃練習を見守っていた小久保裕紀監督のもとに駆け寄った。 話の内容は「あまりしない」(正木)技術的な打撃指導だった。「体が下に入り過ぎているからバットが出てきていない」。正木は打撃練習で矯正のため右腕を固定するバンドを巻いているが、それが過度になっていた。 打撃不振で同日とリーグ優勝を決めた翌23日はスタメンを外されたが、25日の西武戦(みずほペイペイドーム)で再びスタメン復帰すると、2安打を記録。「そこから上り調子に来ている」と6試合連続で安打が続いている。 「小久保監督は調子が悪くなったときに言ってくれるイメージ。(小久保監督が2軍を率いていた)1年目も(自分が1軍に)上がる前にアドバイスをもらって良くなった。バッティング練習もずっと見てくれている」。今季は正木のほかにも、7月には打撃不振に陥った山川穂高に小久保監督が初めて技術的な指導をしたことで4番が再び息を吹き返した。指揮官の魔法の言葉は効果的だ。(大橋昂平) 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社