昨季の高校王者・桐蔭学園vs.最強の挑戦者・東海大相模、花園を懸けて激突。全国高校ラグビー大会 神奈川県決勝
桐蔭学園は昨季も中心選手だったキャプテンFL(フランカー)申驥世、副キャプテンで夏の全国セブンズ大会MVPのFB(フルバック)古賀龍人(ともに3年)を中心に、HO(フッカー)堂園尚悟(2年)、NO8(ナンバーエイト)新里堅志、SH(スクラムハーフ)後藤快斗、CTB松本桂太、徳山凌聖(いずれも3年)と高校日本代表候補が7人揃う。
また、堂園とともにU17日本代表に選ばれたPR(プロップ)喜瑛人(2年)、スピードのあるWTB石崎、司令塔のSO丹羽雄丸(3年)らのタレントもいる。伝統の継続ラグビーは健在であり、ゴール前でのFW(フォワード)陣のラッシュも力強く、決定力は高い。
一方の東海大相模も今季はメンバーが揃っており、特にFWのフィジカル、セットプレーが大きな武器となっている。
FW陣はキャプテンHO矢澤翼(3年)を筆頭に、「Bigman&Fastman Camp」に参加したPR伊丸真生(2年)、U17日本代表に選ばれたLO(ロック)笹部隆毅(2年)、高校日本代表候補のLO加賀谷太惟、NO8藤久保陸(ともに3年)がおり、スクラム、ラインアウトのモールといったFW戦では優勢に戦いたいところだ。
SO長濱堅(3年)と、スピードのあるWTB恩田暖(3年)も高校日本代表候補に選ばれており、SO長濱、FB五島悠翔(3年)らのキックで、相手陣で戦う時間をできる限り長くし、FW戦で勝負したいところだ。
桐蔭学園が勝てば2大会連続22回目、東海大相模が勝利すれば2大会ぶり9度目の花園出場となる。
「東の横綱」か、それとも「最強の挑戦者」か。接戦が予想されている、今季の神奈川県の高校ラグビーの頂上決戦は、11月17日(日)、ニッパツ三ツ沢球技場で午後1:00にキックオフされる。
文/写真:斉藤健仁
斉藤 健仁