ハート形にサクラ満開 市の剪定が見せた思わぬ演出
【北海道帯広市】帯広市西1南16の山口英昭さん(74)方近くの歩道の植え込みにあるサクラが、東方向から眺めるとハート形に見え、通行者たちの目を楽しませている。 サクラは、山口さんの義父が40年ほど前に植えたものだという。山口さんの妻は「母や父が毎年楽しみにしていた。いつも見事に咲いてくれる」と話す。毎年秋には山口さんが肥料を与えている。サクラが電線に掛かりそうになったため、市が剪定(せんてい)した部分がくぼみになり、ハート形の樹形になった。 28日には隣家に住む長女(46)のもとに友人から「サクラがハート形に見える」とSNSでメッセージが届いたという。市内の中学校に通う孫は「知らなかった」と驚く。家族4世代の心をつなぐサクラは、今年も満開になりピンクのハートを形作った。(北村里沙)