お盆にかけても猛烈な暑さ 熱中症対策を 急な強雨や雷雨にも注意 2週間天気
この先、お盆の頃にかけても広い範囲で猛暑と熱帯夜が続くでしょう。熱中症対策を万全になさってください。天気は変わりやすく、連日のように所々で雨雲や雷雲が湧くでしょう。
1週目:3日(土)~9日(金) 東日本を中心に雨雲や雷雲が発達
明日3日も、ほぼ全国で晴天。ただ、北海道は前線が近づくため、午後は南西部や北部で雨が降ったりやんだり。局地的には雷雨になりそうです。 その先、北海道から東海にかけてと、沖縄は、湿った空気の影響を受ける見込みです。日差しはあっても雲が広がりやすく、連日のように所々で雨。雨の時間は短いものの、急に強まる雨や、落雷、突風に注意が必要です。 おおむね晴れる近畿から九州も、5日頃を中心に、にわか雨の可能性があります。 気温は全国的に平年を上回り、名古屋をはじめ、平熱を超えるような暑さがしばらく続く所もあるでしょう。 なお、昨日(1日)に気象庁が発表した「高温に関する早期天候情報」によると、北海道から九州、奄美地方は7日頃から、沖縄地方は9日頃から、かなりの高温が予想されています。この先も熱中症対策が欠かせません。
2週目:10日(土)~15日(木) 猛暑続く 所々でにわか雨や雷雨
この期間も、広い範囲で強い日差しが照り付けるでしょう。 ただ、気温の上昇や、湿った空気の影響で大気の状態は不安定。12日と13日を中心に、所々で雨や雷雨がありそうです。多くの人がお盆休みに入り、帰省や旅行など屋外で活動をすることが増える時期。晴れ間が出ていても、空が急に暗くなる、ヒンヤリした風が強まる、ゴロゴロという音がきこえてくる、といった雷雲接近のサインに気を配ってください。激しい雨で道路が冠水するなど、交通への影響にも注意が必要です。 気温は、相変わらず平年より高いでしょう。札幌をはじめ北日本も連日のように広く30℃以上の予想で、関東から西は猛烈な暑さ。夜も気温があまり下がらず、寝苦しさが続くでしょう。昼夜を問わず、適切にエアコンを使うなど、無理のないようにお過ごしください。
日本気象協会 本社 戸田 よしか