万博のメタンガス対策「他のものをやめてでも投資する」協会が『爆発事故』への安全対策を発表 換気・検知器・隙間埋めるなど
MBSニュース
万博会場で起きたガス爆発事故について、会期中の安全対策が発表されました。 2024年3月、大阪・関西万博の会場西側に位置する来場者用トイレの建設現場で、メタンガスに引火して爆発する事故が起きました。けが人はいませんでしたが、コンクリートの床約100平方メートルが破損。屋根がへこんだり床下の配管を通すための筒が変色したりしました。 【画像を見る】爆発事故…当時の状況は? メタンガスは絶えず発生し続けることから、協会は会期中の安全対策として、メタンガスを検知したトイレについて、3つの柱を発表しました。 (1)便器や配管の隙間を埋める (2)換気設備を設置する (3)ガス検知器を設置する トイレ周辺以外でも定期的に濃度測定を行い、メタンガスが確認された地点については同様の対応を検討するとしています。 (2025年国際博覧会協会 藁田博行整備局長)「(建設費)2350億円をもう増やすことはできないので、基本的にはその中で考えるんですけれど、会場の安心・安全にかかわる根幹的なものですから。基本的には、何か他のものをやめてでもこれには投資するということで今協会としては考えています」 博覧会協会は、工事期間中や会期中にホームページにおいて、メタンガス測定値を毎日知らせることも検討しているということです。
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