加茂さくらが87歳で死去、元宝塚歌劇団雪組トップ娘役 「3時のあなた」司会も
元宝塚歌劇団の俳優・加茂さくらが12月21日に肺がんのため兵庫県西宮市の病院で死去したことを、本日23日に共同通信が報じた。87歳だった。 加茂さくら(本名・大谷照子)は東京都出身。京都府京都市で育ち、1955年に宝塚歌劇団に入団。歌唱力のある娘役として、雪組トップスター・真帆志ぶきとのコンビで知られた。主な出演作に「花のオランダ坂」「クレオパトラ」など。1971年に退団したあとは舞台のほか、映画やテレビでも活躍し、ワイドショー「3時のあなた」の司会も務めた。 2014年には、宝塚歌劇100周年を記念して兵庫・宝塚大劇場内に開館した、歴代のスターやスタッフらの功績を伝えるミュージアム「宝塚歌劇の殿堂」に選出された。昨年7月には、宝塚音楽学校の創立110周年記念式典で在校時の思い出を披露するなど、元気な姿を見せていた。なお妹は、加茂すみれの芸名で活動した元タカラジェンヌ。 告別式は12月25日14:00から兵庫・クレリ尼崎ホールで行われる。 (情報提供:共同通信)