宮城島で「辺野古土砂」採取2日目 地元市長は「住民生活に配慮を」防衛局に申し入れへ
普天間基地の名護市辺野古への移設工事をめぐり、20日から土砂の搬出が始まったうるま市の宮城島で、工事に反対する市民らが抗議の声をあげました。 【写真を見る】宮城島で「辺野古土砂」採取2日目 地元市長は「住民生活に配慮を」防衛局に申し入れへ 宮城島では、21日朝8時過ぎから工事に反対するうるま市民らが集まり、土砂が搬出される採掘場の出入口で座り込みをするなどの抗議活動を行いました。 ▽宮城島出身・うるま市在住の抗議者 「それ(土砂)を米軍基地に持っていくということは、自分自身を削られて埋め立てられていくような感覚」 ▽宜野湾市在住の抗議者 「隙あらばどこからでも(土砂を運んで)辺野古に埋めてやろうという感じで。民意が反対なのに、そういうのもへったくれもない、やりたい放題、怒っています」 ■島の住民は… 記者:ダンプカーは何台通りましたか? 住民:きのうは相当通っていた。20台くらい」「(生活は)そんなに変わらないと思うよ」 住民:「ここの住民の意見も聞いてほしいなと思ったりしますね」「いろんな考えの人がいるんで」 また、うるま市の中村正人市長は21日の会見で、移設工事への土砂搬出の是非についてコメントを避けたうえで、「住民生活が大きく変わることがないよう配慮してほしい」として、近く沖縄防衛局に安全の確保などを申し入れる考えを示しました。
琉球放送