ガソリンの給油は毎回「満タン」ではなく“定額”の方が賢い選択だと言える合理的なワケ【FPが解説】
ガソリンの給油は毎回「定額」「満タン」?
近年の車の需要減と、地政学リスクや円安の影響を受けてガソリン価格が高騰しています。価格が安いときにガソリンが空となり「満タン」にできればいいですが、そんなに都合よくはいきません。 そんな日々値段の変わるガソリンをお得に購入できる方法が毎回の「定額」給油。定額購入は「ドルコスト平均法」と呼ばれ、株や投資信託などの購入に活用されている投資手法。一度にまとめて投資するのではなく、資金を分けて、定期的に同じ額を継続して投資する方法です。 価格が高いときは購入量が少なくなるため高値掴みを避けられ、安いときは多く購入できるためチャンスを逃しません。価格が頻繁に上下する場合、平均購入価格を抑えることができます。 レギュラーガソリン価格 全国平均の小売価格の推移。社会情勢や為替の影響を受けて大きく変化しています(【図2】全国平均の小売価格の推移)。 ドルコスト平均法の仕組み ドルコスト平均法によって、毎月一定額のガソリンを購入した場合と価格に関係なく同じ量を給油した場合の比較(【図3】)。 〈Point〉 その他のガソリン代の節約方法としては、「フルサービス」ではなく「セルフ」のガソリンスタンドへ行く。割高な高速道路のパーキングエリアやサービスエリアでは給油しないように気をつける。ガソリンスタンドの「会員割引」や、クレジットカードの「割引特典」を利用するなどがあります。 最近では、家庭で契約している「電力会社を変更する」ことで、特定のガソリンスタンドで割引が効くカードを受け取れるサービスもあります。 【Answer】高値掴みを避けるためにも、給油は毎回定額! 立川 健悟 ファイナンシャルプランナー
立川 健悟
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