「何その名前」 弱そうなのに持ち主の努力でチート級に強くなった悪魔の実
タイマンではルフィも勝ち目がなさそうな圧倒的強さ
『ONE PIECE』は主人公モンキー・D・ルフィをはじめ。さまざまな悪魔の実の能力者が登場し、凄まじい威力や汎用性の高さで驚かされることが多いです。なかには、一見すると戦闘向きではなさそうなものの、持ち主の使い方で圧倒的な強さを見せつけた悪魔の実も存在しました。今回は、そんな悪魔の実を最大限に使いこなすキャラを振り返りましょう。 【画像】え…っ? 「か、かわいい!」「派手さが際立つ」 これがデフォルメされて「ネコ」になったドフラミンゴです(3枚) ●イトイトの実
「イトイトの実」は、元王下七武海のひとりでドレスローザの王に君臨していたドンキホーテ・ドフラミンゴが食べた悪魔の実です。簡単にいうと指先から糸を出し自在に操る能力で、それだけだと戦闘向きではないように感じます。 しかし、悪魔の実の覚醒により周りのものをも糸に変えることができ、さらに武装色の覇気を使いこなすドフラミンゴは、糸を使って他人を「操る」「切り裂く」「分身を作る」など、高い汎用性を見せました。 なかでも恐れられたのは、広範囲を強靭な糸でドーム状に囲う「鳥カゴ」です。ドレスローザの街を鳥カゴで囲った際には、収縮させながら町を破壊し、麦わらの一味をはじめ、なかにいた人びとを追い詰めました。それは海軍大将の藤虎(イッショウ)が飛ばした隕石すら破壊するほどの頑丈さで、もはや糸とはいえない威力であることがわかります。 さらに、イトイトの実の能力は攻撃だけにとどまりません。トラファルガー・ローのガンマナイフで内臓を破壊され、深手を負ったドフラミンゴは、隙を見て糸で修復するという治癒能力まで使ってみせました。さすがは王下七武海にまで上り詰めた海賊といえるでしょう。ネット上では「能力にがっかりしてすごい努力をしたのでは」と、その能力を使いこなした努力に関する考察も多いです。 ●ビスビスの実 「ビスビスの実」はビッグ・マム海賊団スイート3将星のひとり、シャーロット・クラッカーが持つ悪魔の実の能力で、手を叩くとビスケットが発現し、それを操ることができるというものです。無限にビスケットを増やせるため空腹にはなりませんが、果たしてどんな戦い方をするのか疑問に思う能力といえるでしょう。 実際、ファンの間でも「悪魔の実を食べてこの能力と知ったときの気持ちを考えると不憫」などと、普通に考えると残念な能力といわれています。 しかし、ルフィとの一戦で見せた、ビスケットの鎧をまとう「ビスケット兵」は、ルフィのギア4の攻撃でやっと砕け散るほどの強靭さです。また、ビスビスの実の能力で増える名剣「プレッツェル」を使った必殺技「ロールプレッツェル」は、同じくギア4のルフィを突き飛ばすほどの威力で、攻撃、防御ともに申し分のない強さを見せつけました。 さらに無限に増えるビスケットへの対応も一苦労で、ナミが天候棒で雨を降らせて柔らかくしたビスケットをルフィが食べ続けることで、ようやく勝利につながります。かなりの手ごわさを見せつけ、ネット上では「お菓子が凶器になるのは斬新」「タイマンでは勝てなかった」などと評価されました。