薄紫色のランドセルを背負って、「友達を１００人つくりたい」と笑顔で話す金城寧々さん＝１０日、うるま市内

　沖縄県うるま市立田場小学校（島袋淳校長）の入学式が10日にあり、7年前に261グラムの超低体重で生まれた金城寧々さん（7）が新1年生として元気に登校した。寧々さんは薄紫色のランドセルをうれしそうに見せながら、「友達を100人つくりたい。体を動かすことが好きなので運動会が楽しみ。かけっこで頑張りたい」と笑顔で話した。（与古田徳造通信員） 【写真】入院生活を終え、母の手に抱かれる生後７カ月の寧々さん 　寧々さんは2017年に同市内の県立中部病院で超低体重児として生まれた。新生児集中治療室（NICU）で4カ月、新生児治療回復室（GCU）で3カ月治療を受けた。当時、同院で生まれた低体重児の中で、最も小さかったという。 　父の勝利さん（46）と母のまゆみさん（46）は、寧々さんの体重が少しずつ増えるたびに喜んだ。7カ月間の入院生活を終えて退院する際には3290グラムまで増えた。その後すくすく成長し、現在の体重は15・5キロ。 　入学式では、新入学生149人と並び、多くの関係者から祝福を受けた。 　勝利さんとまゆみさんは「昨年1年間は就学猶予をお願いして本年度、7歳で入学した。おかげさまでこんなに元気にみんなと入学できた。感無量です」と喜んだ。