「開始45分で2トン超え」年明け “最初のごみ収集” に同行 違反ゴミで爆発事故も…
熊本放送
年末年始、熊本市では6日間、燃やすごみの収集がありませんでした。溜まりに溜まったごみ。収集業者の大忙しの半日に同行しました。 【写真を見る】「開始45分で2トン超え」年明け “最初のごみ収集” に同行 違反ゴミで爆発事故も… きょう(1月7日)年明け最初の燃やすごみの収集日を迎えた地域のごみステーションでは、設置されたかごに ごみが入りきらず、外にまでごみが積まれていました。 この地域を担当する業者は大忙しです。 馬場商店 田中渓さん(32)「普段の量と比べて1.5~2倍くらい多い」 他の車などの通行を妨げないように収集はスピーディーに、移動は全力疾走です。 田中さん「昔から運動は好きだったので仕事でもこうして動けるのは楽しいです。きついけど(――かなり体力勝負ですね)そうですね。体力勝負です」 スタートから約45分。2人で2.3トンのごみを集めました。 田中さん「新年1発目ということで、いつもよりごみの量が多くて。正月らしいものや家族で過ごした時のごみがたくさん出ていて、大変でしたね」 一方、気になることも。 記者「きょうは燃やすごみの回収日ですが、年末年始の影響でしょうか。ペットボトルなどのごみが大量に置かれています」 なかには分別ができていないごみもあり注意を呼びかけています。 馬場商店 内藤椋平さん(29)「ガス管などが入っていると車の中が熱くなって火災の原因にもなるので注意してほしい」 ■施設内で爆発事故 実際、先月25日には天草市の本渡地区清掃センターで不燃ごみを砕く作業中に、爆発が起きました。 ごみが正しく分別されていなかったことが原因とみられ、施設の一部が使えなくなりました。 天草市の施設では2023年にも爆発が起き、修繕に1億8000万円かかりました。 熊本市の担当者も適切な分別を呼びかけています。 東部環境工場 神﨑雄樹副場長「違反ごみの搬入によって焼却炉が故障してごみの受け入れができなくなってしまうという懸念がありますので、分別は徹底していただければ助かります」
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