武田鉄矢が親友、西田敏行さんのヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」をステージ初披露 「冗談で人を楽しませる…あの後ろ姿を追いかけたい」
俳優で歌手、武田鉄矢(75)が30日、東京・江戸川区総合文化センターで行われた日本歌手協会の「第51回歌謡祭」に出演、親友で今月17日に虚血性心疾患のため死去した俳優、西田敏行さん(享年76)を歌と思い出話でしのんだ。 【写真】優しい笑顔を見せる西田さんの遺影が置かれた祭壇 この日は海援隊として登場。「まだ呆然(ぼうぜん)としている。生きていてほしかった。あんなに人から好かれた人はいない。僕が初めて『刑事物語』という映画の台本を書いたら、『俺、ゲストで出る』と言って出てくれた」と懐かしそう。そして、西田さんの大ヒット曲「もしもピアノが弾けたなら」をステージでは初めて熱唱した。 さらに「僕たちの『贈る言葉』と『もしも-』のヒットが同じ時期で、うれしくて2人で飲み明かしたこともある」と回顧。2学年上の西田さんとは、1976年から放送されたテレビ朝日系「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」のコントで共演したのが最初だった。 それ以来、お互いを「西やん」「武やん」と呼び合う仲でもあった。「『いついかなるときでも冗談を言って、見てくれる人を楽しませよう』と誓い合ったのを思い出します。あの後ろ姿をいつまでも追いかけたい」と誓って涙ぐんだ。 なお、29日と合わせ2日間行われた「第51回歌謡祭」のダイジェスト版が、12月3日から5日の3日間に分け、BSテレ東で連日午後6時から放送される。