<一貫の春>センバツ・広島新庄 選手紹介/10 秋田駿樹投手(2年) エースの風格、徐々に /広島
最速で140キロ超の直球を武器とする力投型の左腕。エースナンバーを背負った2019年の秋季県大会決勝では、無四球11奪三振の完投勝利で3年ぶりの優勝を呼び込んだ。テンポ良く投げ込むのが特長だが「リリースポイントが早くなり、高めに浮くボールが多い。常に低めを意識して投げている」とも。変化球を多めに投げ込み、制球力の向上を目指している。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 プロ野球・巨人の田口麗斗投手や日本ハムの堀瑞輝投手ら、左腕の育成に定評のある迫田守昭監督の指導を求め、郷里の岡山県を離れて広島新庄入り。寮生活にも慣れ、マウンドに上がるたびそのたたずまいが風格を帯びてきた。野手陣との連携も上々で「センバツでもバックを信じて、打たせて取るピッチングを心がけたい」と意気込む。 将来の夢は体育教諭になること。「野球の指導もしてみたい」とも語る。好物はリンゴ。岡山県浅口市立金光中出身。【手呂内朱梨】