迎春準備「福重ね」づくり 京都・伏見稲荷大社
商売繁昌の神様で知られ、毎年多くの参拝者が初詣に訪れる京都市伏見区の伏見稲荷大社で、新春の縁起物づくりが行われています。境内の豊穣殿では、2日、5人の神楽女が縁起物「福重ね」づくりの作業を進めていました。福重ねは、魔除けの矢、稲荷山の神木「しるしの杉」、五穀豊穣を願う稲穂、それに来年の干支「巳」が描かれた絵馬を組みあわせた縁起物です。特に絵馬は、日本画家の由里本出さんが描いたもので、稲荷山を背景にした絵柄など3種類あります。伏見稲荷大社の福重ねは、1日から授与がはじまっていて、今月20日ごろからは人数を増やして作業を本格化し、およそ1万5千組を用意するということです。