移民祖父母のルーツは松山 米の日系3世、スコビルさん親子来県 墓参りの夢かなう(愛媛)
118年前に移民として米国へ渡った日系人の子孫が4日、祖父母の出身地の愛媛県松山市を初めて訪れ、先祖の墓参りなどをした。来県したのはロサンゼルス出身の日系3世ステイシー・スコビルさん(60)と長男デイル・スコビルさん(23)。自らのルーツを確かめるとともに、墓の発見に尽力してくれた関係者に感謝した。 スコビルさん親子は4日、江戸家の菩提寺の繁多寺で先祖を供養。小林隆弘住職が寺に残っていた江戸家の位牌(いはい)を紹介。お経が唱えられる中、焼香し、近くの墓で線香を手向けた。 ステイシーさんは「家族を代表してお参りに来た。夢がかなった」と笑顔。「家族を連れてまた松山に来たい」と再訪を願っていた。
愛媛新聞社