【解説】30代半ばから50代半ばがピーク…第三の体臭「ミドル脂臭」とは? 発生する部位は“あの場所”
日テレNEWS
じとっと暑い季節になりました。コロナの制限もなくなりました。人との距離が近づいたことで「ニオイが気になるという声」が増えています。 ◇ミドル世代のニオイ特定 ◇くさい枕はチャンス! ◇ニオイは防ぐには 以上の3点について詳しくお伝えします。
■30代半ばから50代半ばがピーク! 第三の体臭「ミドル脂臭」とは?
ニオイについて街の声を聞きました。 40代 「旦那は全てがくさい、頭の先から足の先までくさい。消臭剤を駆使して、家の中に置いたりかけたり頑張っている。梅雨が一番ひどい」 40代 「マスクを外すようになって、周りの加齢臭とかが気になる。自分も出しているかどうか気になり始めました」 60代の妻 「この部屋にはいたくない、そういうニオイ」 60代の夫 「今の時期、特にそうじゃない?」
「体臭」と一言で言っても、実はいろんな種類があります。 男性のニオイの研究もしている化粧品メーカーの「マンダム」を取材しました。まずは「汗臭」と呼ばれるものがあります。これは「ワキ臭」とも言われていて、新陳代謝が活発な10代半ばから20代半ばの若者で多く発生すると言われています。 一方、これに対して「加齢臭」があります。こちらは皮脂成分が酸化されることで発生するものです。50代半ばから本格化します。
そして今回、注目をするのが、「第三の体臭」と言われている「ミドル脂臭」です。30代半ばから50代半ばがピークになるそうです では、それぞれどういうニオイなのかをみてみましょう。 「汗臭」というのはすっぱいニオイということが言われています。それに対して「加齢臭」は枯れた草のようなニオイと、なかなか辛辣(しんらつ)な表現ですが、そう言われています。「ミドル脂臭」は“使い古した油のニオイ”と言われています。 実は「ミドル脂臭」というのは、女性の方が感じやすいというデータもあります。では、この「ミドル脂臭」がそもそもどうして発生するのかということですが、汗の中にある「乳酸」を日常的に皮膚の上に存在している「常在細菌」が代謝・分解することで、「ジアセチル」という成分が発生します。この「ジアセチル」と皮脂のニオイが混ざることで、不快な「ミドル脂臭」となります。