１１月１７日に迫る兵庫県知事選挙。立候補予定者の公約発表が続く中、自主投票となった自民党にも動きが…。 　斎藤元彦前知事（４６）が県議会で不信任決議を可決され、失職したことに伴う兵庫県知事選。県議会の最大会派である自民党県議団は独自候補の擁立を目指すも、断念。１０月２７日の総会で自主投票とすることを最終決定しました。出直しで出馬する斎藤前知事への支援は禁止するということです。 　こうした中、１０月２８日午後、自民党の一部の県議らが、無所属で出馬を表明している前の尼崎市長・稲村和美さん（５１）と初めて面会。政策協力を持ちかけたのです。 　（自民党県議）「基本的な喫緊の県政の課題についての意見交換、すり合わせをやりたい。できれば合意したいという思いで集まっていただいた」 　（稲村和美氏）「自分が掲げる政策に対して共感し、一緒にやろうと言ってくださる方々がいることについては大歓迎。このような場を設けていただいたのは大変有意義だったかなと思います」 　としつつも、稲村さんは特定の政党からの推薦を受けないとしていて、慎重な姿勢です。 　一方、２８日、公約発表をしたのは、参院議員から知事への転身を表明している清水貴之さん（５０）。掲げるのは「ウェルビーイング“幸福度”日本一の兵庫へ」です。 　（清水貴之さん）「人口減少対策、観光経済政策、地域産業政策、この３つを特に力を入れて取り組んでいきたいと思っています」 　清水さんは維新を離党したうえで党からの推薦も受けず、無所属で選挙戦に臨みます。 　兵庫県知事選にはほかに、共産党推薦の医師・大澤芳清さん（６１）、経済産業省の元官僚・中村稔さん（６２）、元加西市長の中川暢三さん（６８）、レコード会社経営の福本繁幸さん（５８）、政治団体党首の立花孝志さん（５７）が出馬を表明しています。