巨人ドラ5左腕が6月1日プロ初登板初先発へ 赤星代役、2軍8戦防御率2・75で白羽の矢
巨人のドラフト5位・又木鉄平投手(25)が6月1日の西武戦(ベルーナD)でプロ初登板初先発する可能性が浮上していることが27日、分かった。 【動画】又木鉄平、ブルペンでの投球 巡ってきたチャンスをつかみ取る。25日の阪神戦(甲子園)で赤星が4回2失点で5敗目を喫し、26日に出場選手登録を抹消された。代役として新人左腕に白羽の矢が立った。即戦力として期待され、入団した又木は春季キャンプ1軍スタート。オープン戦は中継ぎで登板を重ねたが、開幕1軍はつかめず。「地道にやって、評価を上げて、1軍で投げられるようになりたい」とファームで登板を重ねてきた。 2軍では先発としてストライクゾーン内での勝負、テンポ良く球数を少なくすることなどをテーマに己を磨いた。ここまでイースタン8試合に登板して1勝2敗、防御率2・75。26日の日本ハム戦(エスコン)では4回、70球を投げて4安打1失点。最速148キロを計測し5三振を奪い「ボールの出力だったりは結構出ていた」と手応えを感じていた。 同期の西舘や佐々木、泉口の3人はすでに1軍デビュー。「西舘とも一緒に投げたい。毎日、寮で会うので、頑張ろうと思うきっかけにもなります」と語っていた左腕。「どこでも、いつも通りやっていけたらいいと思います」。磨いてきた力をいよいよ見せつける時がきた。 ◆又木 鉄平(またき・てっぺい)1999年2月12日、山梨・笛吹市生まれ。25歳。石和北小3年時に石和北野球スポーツ少年団で野球を始め、石和中では軟式野球部に所属。日川高では甲子園出場なし。千葉県大学リーグの東京情報大では1年春からベンチ入りして通算15勝11敗。日本生命を経て2023年ドラフト5位で巨人入団。球種はカーブ、カットボール、スライダー、チェンジアップ。182センチ、92キロ。左投左打。年俸1000万円。
報知新聞社