メンツがヤバすぎ…「サッカー史上最強チーム」の名手(5)心から尊敬…! 泥にまみれ支え続けた最高の男
2008年から2012年の4年間、栄光の全てを謳歌したのがスペイン代表だ。今回は2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会を制したスペイン代表について、フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。
DF:カルレス・プジョル(バルセロナ/スペイン代表) 生年月日1978年4月13日(当時32歳) 09/10シーズンリーグ戦成績:32試合1得点3アシスト スペイン代表通算100試合3得点 スペイン代表主な出場大会:2002年FIFAワールドカップ・日韓大会、UEFA EURO2004、2006年FIFAワールドカップ・ドイツ大会、UEFA EURO2008(優勝)、FIFAコンフェデレーションズカップ2009、2010年FIFAワールドカップ・南アフリカ大会(優勝) パスやテクニック、ポゼッションと華やかなイメージが強いスペイン代表の中で、泥にまみれ続けたのがDFカルレス・プジョルである。 鬼の形相で自陣を守り、どのような状況でも最終ラインからチームを鼓舞し続けたプジョルは、スペイン代表の誰よりも尊敬を集めたと言っていいだろう。 自身最後の国際大会となった2010年南アフリカW杯では全試合に先発出場し、わずか2失点での優勝に大きく貢献。ドリームチームにも選出される活躍を見せた。 プジョルの能力値で特徴的なのは、やはり「フィジカル」と「メンタル」の強さだ。178cm、80kgとCBとしては小柄な選手だが、“まるで岩のよう”と言われるほどの強靭さを持っている。それがたゆまぬ努力の結果であることは明白だ。 さらに、プジョルの魅力は「空中戦」の強さにある。上背はないものの、抜群のポジショニングとジャンプの質の高さで数々のエアバトルを制してきた。南アフリカW杯でもドイツ代表との準決勝でCKからヘディングでの決勝点をゲットしている。 身も心も誰よりも強いプジョルの存在がスペイン代表、そしてバルセロナの支えとなっていた。