「アイアンは払い打ち」がシンプルだった! “ハイティ”ドリルでウッドも上手くなる
「アイアンは上からダウンブローで打て」とよく言われるが、昨年ツアー初優勝を飾った山内日菜子が推奨するのはレベルブロー。「私はユーティリティとかフェアウェイウッドが得意なこともあって、同じように払い打ったときのほうが結果はいい。シンプルだし、いまのアイアンは多少ダフっても滑ってくれる」と、アイアンとウッドの打つイメージを統一している。 インパクトが完璧すぎる! 山内日菜子のハイティ打ち【連続写真】 そんな山内が安定したレベルブローを身に付けるために行っているのが、ドライバーくらいの高いティアップでアイアンを打つ練習だ。「ティに当てないようにボールだけ打つようにすると、払い打ちのイメージもできます」。上から打ち込んでも、下からすくい上げても、ゴムティに当たってしまうため、レベルブローで打たなければならないのだ。 また、アマチュアはアイアンのフェースの真ん中に芯があると思いがちだが、山内は「スコアラインの下から1本目が最初にボールに当たる。それよりも上に当てようとすると芝を噛みます」と、フェースのかなり下の方を意識している。 加えて、ハイティアップ練習のときは、クラブを短く握るのもポイント。「グリップエンドが体側に飛び出すため、手元を体の中心に置いて振れるようになります」と話す。アイアンもウッドも同時に上手くなる練習と言えそうだ。 ■山内日菜子 やまうち・ひなこ/1996年生まれ、宮崎県出身。23年シーズンはQTランキング181位で下部ツアーの出場権すら持っていなかった。地元宮崎の「アクサレディス」には主催者推薦で出場し、最終日に1打差を逆転。涙のツアー初優勝を挙げた。ライク所属 ◇ ◇ ◇ ●「アイアンが苦手」という永井花奈は、インパクトで詰まる動きを解消するため、野球の動きをゴルフスイングに応用している。関連記事【アイアンが苦手な永井花奈が取り入れたティバッティング】をチェックしよう。