平祐奈、初の朝ドラの喜びを語る 『おむすび』出演で「食に対する意識は、高くなっている」
NHK連続テレビ小説『おむすび』に出演している平祐奈のインタビューコメントが公開された。 【写真】お嬢様モードの佳純(平祐奈) 本作は、平成・令和を舞台にしたオリジナル作品。“ギャル”だった主人公が栄養士となり、現代の抱える問題を解決していく。脚本は『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)、『正直不動産』(NHK総合)などの根本ノンジが手がけている。 平が演じているのは、神戸栄養専門学校の結の同級生・湯上佳純。開業医の娘で生粋の“お嬢さま”だが、熱い思いも秘めている 平は本作が朝ドラ初出演。撮影に入るまで、「『私、本当に朝ドラに出られるのかな?』『撮影に入るまでに、私じゃない人になっちゃうんじゃないか……』とか、信じられずに半信半疑でした」となかなか現実味がなかったという。 「準備稿をいただいてから、やっと実感がわいてきて、『あ、本当に出られるんだ』と思いました(笑)。最初は、『主人公の専門学校の同級生役』という感じで、どんな役柄かを明確に聞いていませんでした。実際に台本を読んでみると、佳純は神戸のお嬢さん。バリバリの関西ことばを喋る人で、一度決めたら曲げないめちゃくちゃ芯の強い女の子という印象を受けました。私は、佳澄と同郷なので、『関西ことばを役で喋れる、しかも朝ドラで!』と喜びました。朝ドラは、東京制作と大阪制作がありますが、私は兵庫県出身なので、朝ドラに出るときは関西制作の朝ドラに出演したいなという気持ちもあったんです。ここで初めて携われることは、すごく嬉しかったです」 演じる佳純について、「内に秘めている強い部分みたいなのは、共感できるところがありました」と自身との共通点を語る。 「佳純は、自分の家が代々医者の家系で、末っ子でもあるので、結構甘やかされて育っているけど、ちゃんと自分のやりたいこととか、意志がはっきりしています。お父さんに反対されても、ちゃんと反論したりして、自分の目標とか夢とかをちゃんと人に言える子なので、格好いいなと思います。一度決めたら、そこに向かって行動を起こすとか、内に秘めている強い部分みたいなのは、共感できるところがありました。演じていて難しく感じたところも、あまりなかったと思います。佳純も、本当に見た目は違うけど、マインドはギャルで頑張っていると思っています。自分が周りからどう見られようとちゃんと闘う子で、それが佳純の良さだと思うし、その意志の強さがギャルマインドなのかなと思います」 また、『おむすび』出演を通して、“食”への意識が大きく変化していることも明かした。 「栄養士・管理栄養士さんは、祖母などが入院したときに出してくれていたお食事も全部計算して管理してくれているとか、スポーツをしている人の栄養管理をしてくれているとか、その人の体形・体質にあった食事を管理してくれている人という印象でした。食べることはもともと好きで、食や栄養に関しても、結構気になる方ではありました。『おむすび』に出演してから、『これは、たんぱく質だな』とか、『ちょっと糖質が多いかな』とか、ごはんを食べるときに、やはり気にするようにはなりましたね。あと、1日のとっていい摂取カロリーを考えて、『これはちょっと多いかも……』とか思ったり、自分の親にも『これ、あまり食べないほうがいいよ』とか言うようになりました。食に対する意識は、高くなっているかもしれません。今回、管理栄養士を目指す役なので、佳純と同じように管理栄養士の学校に通っている友達に、『学校でどういうことしているの?』と、(撮影前に)聞いたりしていました。佳純自身が不器用で調理実習のシーンでは包丁も握ったこともない子だったので、友人の話を直接お芝居に活かすことは、あまりできませんでした(笑)。それでも、『あ、これ(友達が)言っていたな』と思うことはありました」 最後に視聴者へ向けて次のようにメッセージを送った。 「栄養専門学校編は、また個性豊かでパワフルなメンバーが集まっています。ハギャレンとはまた違ったグループになっていて、みんなが同じように、それぞれのギャルマインドを持っているんです。『おむすび』に出てくる登場人物みんながそうですけれど、何事にも”強い気持ち”って大事なんだなと思わせてくれます。皆さんにも、誰かしらに共感してもらいながら、会話劇を楽しんでいただけたらなと思います」
リアルサウンド編集部