上値が重い日経平均、「森より木」視点で注目したい3銘柄
4月22日のアメリカ株式市場は主要3指数がそろって大幅下落に見舞われた(写真:ブルームバーグ)
いやはや、4月最終週は週明けから難しい局面となりそうだ。 まず、先週末22日のアメリカ株式市場の振り返り。ダウ工業株30種平均は前日比981ドル(2.8%)安の3万3811ドル、S&P500種が同121ポイント(2.7%)安の4271ポイント、ナスダック総合指数が同335ポイント(2.55%)安の1万2839ポイントと、3指数ともに大幅安となった。ダウ平均は構成30銘柄がそろって下落、一時1000ドルを超す下げ幅となった。 前日21日に行われたIMF(国際通貨基金)セミナーでのジェローム・パウエルFRB(連邦準備制度理事会)議長の発言が、前日に続いて嫌気材料となった。「5月のFOMC(連邦公開市場委員会)で0.5%利上げを検討する」「インフレにピークアウト感はない」「いち早い金利引き上げが必要」など、金融引き締めに積極的な姿勢のアピールが印象的だった。
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岩本 秀雄