障害や疾患がある人の避難のため 災害時の行動「マイタイムライン」考える【岩手・北上市】
IAT岩手朝日テレビ
災害時の避難行動の一助となるマイタイムライン作成のための講座が岩手県北上市で開かれました。 市が主催した講座には障害や疾患がある子どもの親や市内の福祉関係者などおよそ10人が参加しました。 マイタイムラインとは台風や大雨で河川の水位が上昇した際に自分自身がとるべき行動を時系列で整理しておき、災害発生時、避難行動の一助とするものです。 これは高齢者や障害者など自力で避難が困難な人の避難支援のために作る「個別避難計画」にも繋がります。 参加者は自宅周辺のハザードマップや子どもが必要とする医療ケアの情報を共有し、マイタイムラインの作成を進めていきました。 個別避難計画の策定は2021年から国が努力義務としていますが、県内での作成率は25.4%にとどまっています。 北上市では17日のマイタイムラインをもとに今後、個別避難計画の作成を進めていきたいとしています。