1人暮らし、奇声で苦情も 逮捕の平原容疑者 中学生2人死傷・福岡県警
北九州市のファストフード店で起きた中学生2人死傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された無職平原政徳容疑者(43)は同店近くの一軒家に1人で暮らしていた。 【ひと目でわかる】事件現場と容疑者の自宅 福岡県警小倉南署捜査本部によると、平原容疑者は奇声を発して近隣とトラブルになることがあり、最近では10月にも同署に苦情が寄せられていた。 平原容疑者を見たことがある近隣住民によると、朝や夜に拡声器のような物を使って声を出したり、花火を打ち上げたりすることがあった。奇声はここ1、2年ほどのことで、警察もパトロールに来ていたという。 近くに住む男性(74)は、騒音を注意された平原容疑者が「何が悪いのか」と怒鳴り返していたと証言。警察に注意され、パトカーが巡回するようになってもこうした行動は変わらなかったといい、「トラブルメーカーで、周辺では避けられるような存在だった」と話した。逮捕前日の18日にゴミ出しをする姿を見掛けたが、変わった様子はなかったという。 捜査本部によると、直接危害を加えるような内容の奇声が発せられたとの情報はなく、物を投げるなどの行為も確認されていない。同署へは5月と10月に苦情が寄せられ、署員が同容疑者に接触したが、刑事事件になるような内容ではなかったという。