プラグインハイブリッドのスーパーSUV「ランボルギーニ・ウルスSE」がデビュー
伊アウトモビリ・ランボルギーニは2024年4月24日(現地時間)、プラグインハイブリッド(PHEV)の高性能SUV「ウルスSE」を発表した。 【写真】パワートレインだけでなくデザインも変わっている! ウルスSEの外装・内装を見る(9枚) ウルスSEは、スーパーSUVたるランボルギーニ・ウルスのPHEVバージョン。ハイブリッドパワートレインの搭載により、快適性、性能、効率性、 CO2排出量、ドライビングプレジャーにおいて、 既存のガソリンエンジンモデル「ウルスS」を凌駕(りょうが)するとうたわれる。 キモとなるプラグインハイブリッドシステムは、4リッターV8ツインターボエンジン(最高出力620PS、最大トルク800N・m)がベース。これに8段AT内に組み込まれた永久磁石同期電気モーターを合わせ、システム最高出力800PS、システム最大トルク950N・mを発生する。0-100km/h加速はウルスSを0.1秒しのぐ3.4秒で、最高速度はウルスSより7km/h高い312km/h。 トランクルームの床下、電子制御リアデファレンシャルの上部には容量25.9kWhのリチウムイオン電池が配置されており、EVモードを選べば100%電動の4WD車となる。 またフロントアクスル/リアアクスルの間には、電動トルクベクタリングシステムも搭載されている。トランスファーケースは、リアアクスルに搭載した電子制御のリミテッドスリップデファレンシャルと相乗的に機能。オンデマンドでオーバーステア状態を実現するため、純粋なスーパースポーツカーのドライビング感覚が楽しめるという。 ウルスの6種類のドライビングモードに加え、4種のモード(EVドライブ、ハイブリッド、パフォーマンス、リチャージ)が選択できるのも特徴。EVドライブモードでは、航続距離60km、最高速130km/hのEV走行が可能となり、130km/h超の速度域ではV8エンジンがモーターの働きをサポートする。ハイブリッドモードではエンジンとモーターを併用しエネルギー効率と快適性を最大化。パフォーマンスモードはスーパーSUVとしての走行性能を最大限に高めるモードで、リチャージモードではパフォーマンスを維持しながら、バッテリーを最大80%まで充電できる。 デザインについては、闘牛の尾からインスピレーションを得たという新たなライトシグネチャーや、新デザインのバンパーおよびグリルを採用。バックドアのデザインも見直し、 「ガヤルド」から発想を得た形状とされた。テールランプやディフューザーも変更。これら見た目の変化のみならず、車体の空力性能と、エンジンやブレーキシステムといったメカニズムの冷却性能も向上しているとアピールされる。 インテリアにおいては、新バージョンのヒューマン・マシン・インターフェイスを取り入れた12.3インチのセンターディスプレイを装備。エアベントやパネル、シートなども変更され、機械式プッシュボタンパネルの触感もリファインされている。 (webCG)
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