ドバイ空港がまるで湖に…「砂漠の街」で記録的豪雨、年間降水量分の雨が1日で オーマンでは子ども9人含む18人死亡
4月16日、中東のUAE(アラブ首長国連邦)やオマーンなどが記録的な大雨に見舞われ、死者が相次ぐなどの被害が出た。 【画像】ヘリから降下した救助隊員が濁流にのまれた人を救助する一部始終
ドバイ空港はまるで湖のように…
4月16日、UAEのドバイ空港は大雨の影響で冠水、まるで湖のような見た目になっていた。 その冠水した滑走路を、飛行機が水しぶきを上げながら移動する。 観光地としても人気のドバイの中心部は、大雨の影響で道路も冠水し、いたるところで車が水没。 あふれた水で街が川と化し、一部の住民はボートを使用するなどして避難する様子が見られた。 ドバイは広大な砂漠に囲まれた都市で、世界各国から多くの観光客が訪れている。気温が50度に達することもある他、乾燥した気候のため、1年を通して降水量の少ない地域。 しかし、今回降った雨はわずか1日で120ミリを超えた。これはドバイ年間降水量に相当するほどの量だという。
隣国オマーンでは子ども9人が犠牲に
記録的大雨の影響は隣国にも及んでいる。 オマーンでは洪水が発生し、車や住民が流されるなどの被害が出た。 流された住民をヘリで救出する一部始終を撮影した映像からは、ロープを使って下りた救助隊員が住民の体をつかもうとするが、なかなかうまくいかない様子が分かる。 救助隊員は、タイミングを合わせ、ようやく体に手が届き、住民を抱えて安全な場所へと移動していった。 オマーンでは、この記録的豪雨の影響で子ども9人を含む、少なくとも18人が死亡したという。(「イット!」 4月17日放送より)
イット!