国の特別史跡で最古 福井洞窟(佐世保市)が国の「特別史跡」指定へ
長崎放送
国の文化審議会は佐世保市吉井町の「福井洞窟」を国の特別史跡に指定するよう文部科学大臣に答申しました。長崎県内では3件目となります。 【写真を見る】国の特別史跡で最古 福井洞窟(佐世保市)が国の「特別史跡」指定へ 「福井洞窟」は福井川の浸食によって出来た砂岩洞窟です。地すべりや落石などの影響で洞窟遺跡が形成された過程が明らかになっている点も高く評価されています。 「福井洞窟」は、1960年以降、発掘調査が行われ、旧石器時代の終わりから縄文時代はじめにかけての石器群の変遷や縄文土器の出現過程が初めて明らかにされた遺跡で「学術的価値」が極めて高いとして国の「特別史跡」に指定される見通しとなりました。 国内、63件の「特別史跡」の中では最も古い時代です。 長崎県内での「特別史跡」指定は、対馬市の金田城跡、壱岐市の原の辻遺跡に続き《3件目》となります。
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