「再び素晴らしいパフォーマンスを維持」 冨安健洋、ブレントフォード戦の守備で現地メディアから最高評価! アーセナルは首位に浮上!!
現地時間11月25日に行なわれたプレミアリーグ第13節で、アーセナルはブレントフォードを1-0で下し、首位に浮上した。 【動画】冨安がフル出場! 劇的勝利の13節ブレントフォード戦ダイジェスト 敵地での一戦、主導権を握りながらもゴールがVAR検証で無効とされるなど、なかなか得点に至らなかった「ガンナーズ」だが、試合終了間際の89分にブカヨ・サカが右サイドから上げたクロスに、交代出場のカイ・ハバーツがファーサイドの角度のない位置から頭で合わせ、相手GKの股間を抜いての劇的決勝ゴール。これによりアーセナルは、2戦連続で引き分けた前節までの首位チーム、マンチェスター・シティを勝点で上回ることに成功した。 冨安健洋は、日本代表としてシリア代表戦で75分間プレーしてから4日後のこのブレントフォード戦で、右SBとしてフル出場を飾り、1点差の試合で攻守に奮闘しながら勝利に貢献。試合後、彼は自身のSNSで「今日は大きな勝利! 素晴らしいチームのパフォーマンスでした」と、首位浮上に繋がる劇的な勝点3奪取を喜んだ。 冨安に対する現地メディアの評価を見ると、スポーツ専門チャンネル『Sky Sports』は、10点満点の採点で「7」を付与。これは、「プレーヤー・オブ・ザ・マッチ」に選定された左SBのオレクサンドル・ジンチェンコに対するものと同じで、最高タイの数字である。英国公共放送『BBC』の視聴者による採点ではチームで9番目だったものの、それでも「7.58」の高採点となっている。 日刊紙『THE Sun』は、採点を及第点の「6」とし、「彼の高さは守備においては有用だったが、右SBに期待される攻撃的なサポートを、サカに提供できなかった。しかし、守備面では十分に安定しており、それが彼の主な仕事となった」と、攻撃面での物足りなさを強調した。なお、『Daily Mail』紙も同じく「6」をつけたが、こちらは最終ラインの4人の中では最低だった。
『Evening Standard』紙の採点は「7」で、「ベン・ホワイトを抑えてスタメンに選ばれ、再び素晴らしいパフォーマンスを維持。ボールを持っている時も、持っていない時も安定感があった」と寸評もポジティブな内容。同採点としたスポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版も、「ほとんど難題には直面しなかった。試合ごとに、ボールを扱う技術が向上している」と、日本人DFを称賛している。 同じくスポーツ専門サイトの『90min』は、「試合の大半でほとんど問題なく、相手の左サイドを封じ込めた」としてこちらも採点は「7」。対して、ロンドンの総合メディア『London World』は採点「6」止まりで、「まずまずのパフォーマンスを見せたが、攻撃面での貢献はあまりなかった」と指摘した。 ロンドンのサッカー専門サイト『football.london』は、「日本代表選手は、右SBとして今回も安定したプレーを披露。ブレントフォードは、彼のサイドから得点のチャンスをほとんど作ることはできず、逆に彼のオーバーラップが時折、サカにスペースを作り出した」と、攻守両面での効果的なプレーに対して「7」の高評価を下している。 そしてアーセナルのクラブ専門サイトでは、『PAIN IN THE ARSENAL』が「6」を与え、「ファウルスローは別として、冨安はいつものように頑丈だった。しかし、アーセナルがボールを持っている時には、ほとんど貢献しなかった」と、攻撃面についてはネガティブな記述となった。 構成●THE DIGEST編集部
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