【日本ハム】斎藤友貴哉が西武戦から移籍後初昇格 右膝前十字じん帯断裂から復活の最速161キロ右腕
日本ハムの斎藤友貴哉投手(29)が30日の西武戦(ベルーナD)から移籍後初昇格することが29日、分かった。22年オフに阪神からトレード加入し、右膝前十字じん帯断裂の大けがを乗り越えた右腕。新庄剛志監督(52)も大きな期待を寄せるMAX161キロの剛腕が、満を持して1軍投手陣に加わる。 移籍初年度だった昨季、2月1日のキャンプ初日に紅白戦で登板し、わずか1球で右膝を負傷。同3月に再建手術を受け、実戦復帰まで8か月と診断された。過酷なリハビリを経て、今春の2軍キャンプで約1年ぶりに打者と対決。視察のため、新庄監督も2軍の沖縄・国頭村へ駆けつける中で154キロを計測するなど復活を印象づけていた。 開幕こそ2軍で迎えたが、ここまでファームでは8試合に登板し計9イニングで10奪三振、被本塁打ゼロ、防御率2・00と安定した投球を披露。キャンプ中に「新庄監督の3年目。日本一、まずはリーグ優勝。男にします」と並々ならぬ決意を口にしていた男が、首位浮上に向けた新たなピースとしてリリーフ陣に加わる。
報知新聞社