マンチェスター・ユナイテッドが苦しみながらもFA杯決勝へ(Getty Images)

[4.21 FA杯準決勝 コベントリー 3-3(PK2-4) マンチェスター・U] 【写真】影山優佳さんが“人気女優”と代表戦を現地観戦「可愛すぎる」「勝利の女神が2人」 　FA杯は21日、準決勝を開催し、コベントリー(2部)と対戦したマンチェスター・ユナイテッドが3-3で迎えたPK戦を4-2で制して決勝進出を決めた。決勝は5月25日にウェンブリースタジアムで行われ、マンチェスター・Cと激突する。 　前半23分に試合を動かしたのはマンチェスター・Uだった。MFアレハンドロ・ガルナチョのパスから右サイドを駆け上がったDFディオゴ・ダロトが折り返すと、PA内に走り込んだMFスコット・マクトミネイが押し込んでスコアを1-0とした。 　攻撃の手を緩めないマンチェスター・Uは45+1分、MFブルーノ・フェルナンデスが蹴り出したCKをDFハリー・マグワイアがヘディングで押し込んで2点目。さらに、後半13分にはカウンターを発動。最後はPA内のB・フェルナンデスが放った左足のシュートが相手に当たってコースが変わりながらもネットを揺らし、リードは3点差に広がった。 　3-0となり、勝敗は決したかと思われたが、18分に3枚替えをしたコベントリーが猛反撃に出る。 　まずは26分、右サイドから送られたクロスをFWエリス・シムズが右足ボレーで合わせて1点を返す。続いて34分には、MFカラム・オヘアがPA外から放ったシュートがDFアーロン・ワン・ビサカに当たると、ループ気味にゴールに向かったボールはGKアンドレ・オナナの頭上を越えてネットを揺らした。 　そして、1点差に詰め寄って迎えた45+3分、PA内右からDFルイス・ビンクスが折り返したボールがワン・ビサカのハンドを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたFWハジ・ライトが冷静に沈め、ついに3-3の同点に追い付いた。 　3-3のまま延長戦に突入すると、延長前半4分にB・フェルナンデスが放ったミドルシュート、後半11分にPA内からシムズが放ったシュートがクロスバーを叩くなどスコアを動かせず。15+1分にはPA内左から送られたラストパスをMFビクター・トープが合わせてネットを揺らし、コベントリーが勝ち越したかと思われた。しかし、VARが介入した結果、オフサイドがあったとしてノーゴールとなり、延長戦を含めた120分間を3-3で終えた。 　迎えたPK戦では、先攻マンチェスター・Uの1人目MFカゼミーロがストップされたものの、コベントリーは3人目がオナナに止められ、4人目が枠を外してしまう。最後はFWラスムス・ホイルンドがきっちりとネットを揺らし、マンチェスター・UがPK戦を4-2で制した。 　決勝は2年連続でマンチェスター・ダービーに。昨季はマンチェスター・Cが2-1で勝利している。