「パピヨン」50周年記念上映決定、荒木飛呂彦がコメント 宇多丸登壇のイベントも開催
スティーヴ・マックィーンとダスティン・ホフマンが共演した「パピヨン(1973年)」が、日本公開50周年を記念して1月31日より全国公開。東京テアトルによる特集「テアトル・クラシックス」の第5弾としてスクリーンにかけられる。 【動画】「パピヨン」予告編はこちら アンリ・シャリエールの自伝的小説をもとにした同作は、自由を求めて脱獄に挑んだ男の凄絶な体験を描いた物語。胸に蝶の入れ墨を持つ金庫破りのパピヨンは、無実の罪で南米フランス領ギアナの監獄に送られる。そして移送中の船の中で、ほかの囚人たちに襲われていた天才偽造職人ルイ・ドガを助け、絆を深めていく。やがて劣悪な環境と苛酷な労働によって囚人たちが命を落としていく中、パピヨンは脱獄を決意するのだった。マックィーンがパピヨン、ホフマンがドガを演じたほか、ロバート・デマン、ウッドロー・パーフリー、アンソニー・ザーブも出演。フランクリン・J・シャフナーが監督を務めた。 YouTubeで公開中の予告編には、危険な脱獄に挑みながら信頼関係を育むパピヨンとドガの姿が映し出され、「おまえがいるから 絶望を越えられる」とテロップが浮かび上がる。本作のファンであるマンガ家・荒木飛呂彦は「『脱獄』の実話って、人間にここまでの出来事が起こるのか?と言葉を失う。そしてスティーヴ・マックィーンが『脱獄』すると、どんな醜悪なものの中にも、希望ある、美しい冒険物語になる」とコメントを寄せた。 「パピヨン」は東京・シネマート新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次公開される。なお1月12日13時より、先行上映イベントが東京・東劇で開催。宇多丸(RHYMESTER)がゲストとして登壇する。チケット販売などの詳細は「パピヨン」公式Xで後日告知される予定だ。 (c)1973 Cinemotion N.V.