“一撃5400万円”主力不在の最高額大会で小祝ら好機 | アース・モンダミンカップ | JLPGAツアー
JLPGAツアーの2024シーズン第17戦「アース・モンダミンカップ」は20日、千葉県袖ケ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,688ヤード/パー72)で行われる。賞金総額3億円、優勝賞金5,400万円とツアー最高額大会だ。 前年大会は1打差の2位から出た申ジエ(韓国)が首位から出た岩井明愛とのプレーオフを制し、節目のツアー通算30勝目をマークした。日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の会員になる前の2勝が入っているため、通算30勝が条件の永久シードの資格は付与されていないが、年間タイトルを最終戦まで争った昨季の大きな1勝となった。 “夢のある”今年のツアー最高額大会は、若手や未勝利組にも優勝のチャンスが十分にある。今大会終了後の世界ランキングでパリ五輪の日本代表が確定するため、代表争いを繰り広げてきた山下美夢有や、メルセデスランキング1位の竹田麗央、前年覇者の申らは海外メジャー「KPMG全米女子プロ選手権」に出場。前週”父の日”に行われた「ニチレイレディス」を制した岩井明愛や、岩井千怜らも米国でのメジャーに挑むため、国内ツアーを牽引する主力選手が軒並み不在だ。 その中で優勝候補の本命は小祝さくらだろう。フィールドの中でメルセデスランク最上位の小祝は、直近5試合の国内ツアーでトップ10が4回。初の年間タイトル獲得へ向けて、ライバル不在時にトップとの差を縮めたいところだ。さらに今季好調をキープする鈴木愛や復活優勝と遂げた黄金世代の新垣比菜や大里桃子、復調気配が漂う河本結らにも期待したい。 さらに「ヨネックスレディス」終了後にスコアの過少申告で失格となった鶴岡果恋は2週間ぶりのツアー復帰を果たす。