2001年にショーン・グリーンが記録した49本に並ぶ

49号を放ったドジャース・大谷翔平【写真：荒川祐史】

【MLB】マーリンズ ー ドジャース（日本時間20日・マイアミ） 　ドジャース・大谷翔平投手は19日（日本時間20日）、敵地・マーリンズ戦に「1番・指名打者」で出場し、2試合ぶり49号を放った。2001年にショーン・グリーンがマークした球団記録に並んだ。今季「49本塁打＆51盗塁（49-51）」を達成。空前の「50-50」に王手をかけた。 【実際の映像】どこまで飛ぶんだ…大谷翔平が49号、敵地大興奮のえぐすぎる一撃 　昨年のWBCで野球日本代表「侍ジャパン」を優勝に導いたマイアミの地で、また大谷がアーチをかけた。6回1死二塁の第4打席で内角低めのスライダーを捉えた。打球速度111.2マイル（約179キロ）、飛距離438フィート（約133.5メートル）、角度36度の特大弾。打った瞬間本塁打とわかる当たりだった。 　初回の第1打席ではカブレラのチェンジアップを捉え、初速114.6マイル（約184.4キロ）で飛び出た打球は右翼フェンスに直撃。惜しくも49号とはいかなかったが、4番スミスの打席で2戦連続盗塁を決めた。さらに2回2死一、二塁の第2打席では右適時打でこの日2個目となる二盗を決めた。 　勢いは止まらず、3回2死一、三塁の第3打席では左中間へ2点二塁打。1試合4安打は5月5日（同6日）のブルワーズ戦以来今季2度目となった。115打点で2005年に松井秀喜氏が記録した日本人最多116打点に残り1と迫り、盗塁でもイチロー氏が2001年に記録した日本人最多56盗塁に残り5と迫っている。 　リーグのタイトル争いでは本塁打が2位のブレーブス・オズナと11本差、打点王がブルワーズのアダメスと6差。2冠独走となった。 　1試合に本塁打と盗塁を同時に記録したのは今季13度目。1900年以降では1986年リッキー・ヘンダーソン（ヤンキース）に並んで最多となった。 　これで年間「51-54」ペース。夢の「50-50」がいよいよ目前に迫った。