世界4位ルバキナ撃破で四大大会初の4強、28歳パオリーニ 2時間の熱戦を制す<全仏オープン>
全仏オープン
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は5日、女子シングルス準々決勝が行われ、第12シードのJ・パオリーニ(イタリア)が第4シードのE・ルバキナ(カザフスタン)を6-2, 4-6, 6-4のフルセットで破り、四大大会初のベスト4進出を果たした。 【シフィオンテク、パオリーニら全仏OP組合せ】 世界ランク15位で28歳のパオリーニが全仏オープンに出場するのは6年連続6度目であり2回戦進出が最高成績。今大会では1回戦で同84位のD・サビル(オーストラリア)、同107位のH・バプティスト(アメリカ)、3回戦で同228位のB・アンドレースク(カナダ)、4回戦で同70位のE・アバネスヤンを下し、四大大会初の8強入りを決めた。 そして世界ランク4位のルバキナと顔を合わせた準々決勝の第1セット、パオリーニはファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。 続く第2セット、1ブレークアップとしゲームカウント4-3とリードしたパオリーニ。しかし、直後の第8ゲームでブレークバックを許すとそのまま3ゲームを連取され、1セットオールに追いつかれる。 そしてファイナルセット、互いに2度ずつブレークを奪い合いゲームカウント4-4で迎えた第9ゲーム、ネットにかけるミスが目立ったルバキナからブレークチャンスを握ったパオリーニ。最後はルバキナのショットが大きくアウトとなりブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった直後の第10ゲームをキープし2時間3分の熱戦を制した。 勝利したパオリーニは準決勝で第2シードのA・サバレンカと世界ランク38位のM・アンドレーワのどちらかと対戦する。 なお、4日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と第3シードのC・ガウフ(アメリカ)が4強入りしている。
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