『ホンジャマカ』石塚英彦の ″まいう~″な日々 太ったのは母のせい?石塚家の豪華な食卓
母には、大きくしてもらいました
みなさん、ご機嫌いかがですか。カロリー、足りておりますか。石塚英彦です。 私この度、フライデーさんのページを頂戴することとなりました。私でいいのか。なぜ今なのか。様々な葛藤はございましたが、冷静になって考えてみれば「フライデー」とは、デブ用語で、「揚げものの日」。こんな幸せな話はございません。快く受けさせていただきます。読者のみなさん、どうぞこれからよろしくお願いいたします。 石塚英彦がジバニャンや”石炭”に…?インスタで話題の衝撃コスプレ!【写真】 さて、みなさんは、私石塚英彦に、どのようなイメージがおありでしょうか。「コントをする人」「フレンドパークの人」「グルメリポーター」「デブ」といったイメージでしょうか。どれも正解です。 20歳で劇団ひまわりの俳優養成所に入ってから42年。全て本気で取り組んでまいりました。やらないほうが良かったと思う仕事は、ひとつもありません。全ての経験があって今の「石塚英彦」があるのです。この度は連載というチャンスをいただけたので、毎回ひとつのテーマにそって書かせていただこうと思っております。 「体重が62キロで腕の力だけでロープを登れた時代」から「体重が135キロで坂道を見ただけで汗が吹き出した時代」まで。「立ったまま靴下をはけた時代」から「座って靴下をはかないとケガをしてしまう時代」まで。「衣服に季節を取り入れていた時代」から「一年中、半袖ですごす時代」まで、細かく書かせていただきます。 テーマは、編集部のみなさんからいただいたり、自分から出したりもしますが、読者のみなさんからもテーマをいただけたら幸いです。 ◆振り返るとバナナを… 初回ですので、私の簡単なプロフィールを紹介させていただきます。本名、石塚英彦。昭和37年2月6日生まれ。 ちなみに「2月6日生まれ」の有名人は、アメリカ大リーグの選手ベーブ・ルースさん、シンガーソングライターの福山雅治さん、デヴィ夫人、レゲエの神様ボブ・マーリーさんなどなど。こんなに素晴らしい方々と私が同じ誕生日というだけで、なんだかテンションが上がってきますよね。 読者のみなさんも、ぜひご自分と同じ誕生日の有名人をネットで調べて、テンションを上げてみて下さい。何の話でしたっけ。そうそう、プロフィールでしたね。 私は昭和37年に神奈川県横浜市で生まれました。父は山形県出身、母は島根県出身です。私が濃い味の料理が好きなのも、もしかしたら両親の影響かもしれません。そして太ったのは、確実に母の影響です。 私が子供の頃の石塚家は、決して裕福ではございませんでしたが、食卓はいつも華やかでした。「これから誰か来るの?」と毎回母にたずねるほど、豪華なおかずが食卓に並んでおりました。 全員の手が届く真ん中のスペースには、もちろんマヨネーズとケチャップ。しかも、食事の時間外でも私がテレビを見ていると、母が私の口にようかんを入れてきたり、話をしようと振り返るとバナナを口に入れてきたり。母には、大きくしてもらいました。 今考えると母は、私と兄が学校に行っている間もパートに出たり家で内職をしたりして、食卓のおかずを増やしてくれたんだと思います。もう母は他界しましたが、本当に感謝しています。 私のプロフィールを紹介しようと思ったのですが、そろそろ、お時間となりました。本当にこんな人間にコラムを任せて良いのでしょうか。頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。 『FRIDAY』2024年11月15日号より 文・イラスト:石塚英彦 ’62年、神奈川県生まれ。恵俊彰とのコンビ「ホンジャマカ」で活動、「元祖!でぶや」(テレ東系)などのバラエティに加え俳優や声優としても活躍。現在、「よじごじDays」(テレ東系)の金曜MCとして出演のほか、YouTubeやInstagramにも注力している
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